席もチケットもバレエ好きの友人におまかせして、ちょっとお洒落していそいそ待ち合わせのオペラシティへ。わたしは今日の日におろそうととっておいた新調したニットと高校生の頃から着ている真っ赤なコートを着込んで、友人は紺色のシックなワンピース。いつもきれいで洋服がよく似合う人(監獄のお姫さま9話見てキョンキョンにも「やっぱ洋服似合うな〜〜!!」と思った。世の中には「洋服が似合う人」っているよね〜)なのだけどシックにお洒落している姿が本当に素敵で、でも面と向かって素敵だねっていうのが照れくさくてやっぱり心で思うだけ。いつかテレパシー開発されますように…
とにもかくにもちょっとお洒落する場所があるって楽しい。
夜の新国立劇場は素敵だよ、と友人。果たして会場は広々としていて、シャンパンやサンドイッチを販売するコーナーがあり、ああ〜オペラとかで幕間にシャンパン飲みながら感想を言い合うって聞いてたけどこういうのか!小春日和の桃子ちゃんの台詞を借りるなら「なんだかスノッブになった気分だな、とあたしはいささか浮々した気持」であった。たまにゃ〜ね。そしてわたしたちは珈琲とクランベリージュースで初台の夜に面したガラス張りの席で乾杯したのでした。大人になって楽しいね。話題は主にアニメ(「目を使わないオタク事って何かあるかな?」「…ドラマCDしかないのかな?」)とネイサン・チェンについてですけど。
ノスタルジックであか抜けない、そこが良い、なクリスマスツリーを見たりね。
友人の選んでくれた席は非常に見やすく、非日常感溢れる席だった。五千円しない値段で、舞台もばっちり見えてオペラグラスがあれば表情や衣装のきらめきも確認できて、何より生のオーケストラも聴けるのだ。
そうだ、オペラグラス。ハンドルついてる昔っぽいああいうのが欲しい〜とも思ったけど、まあ観劇しやすさ(小ささ、軽さ)が大事か〜ということで、会社のヅカファン上司に相談したところ、「観劇用?ならば8倍よ」と言われ、電気屋さんで8倍の買いました。黒のシンプルなオペラグラス。これから観劇人生のおともにしたいので、可愛いシールでも貼っておめかしさせたいところ(と思ってサンリオに行ったのだけど貼りたいシールが無かった残念)
シンデレラの物語自体については今のわたしにはそりゃ言いたいことたくさんありますけれど〜〜〜。まあね〜〜〜。と若干複雑な気持もありつつ(でも初めてなので知っているお話の舞台が見たかったの)初めて生で見るバレエはそれはそれはきれいでまぶしくてハー!すごいわ…!っていうごくごくプリミティブな感想。四季の精が本当に可愛いのだった!全然今でも可愛いチュチュやトゥシューズにときめきを覚えるので、胸を押さえてうう〜可愛い〜きれいね〜〜…!ってときめきまくり、おうちに帰って来て踊りを再現してみたりした。あんなの踊りたくなるに決まってる!
幕間、友人は「勇利もあの踊りが踊れるんだよ、すごい…」と言っていてそんな彼女が最高だと思った。「ネイサンならどの役かな?」って聞いたら間髪入れずに「ネイサンは王子しかない」と言い切る横顔もまたりりしく最高だった。もう何次元が現実世界なのか分からなくなってしまう。
友人が前にクルミ割り人形をどうしても見たくなり思い立って当日販売のZ席を購入して見に行っていたのだけど、確かに少し見づらい席ではあるけど、生のオケも聴けてとても良かったとのこと、なにしろ千円台で見られるんだもんね。わたしも思い立って気軽にバレエ見に行ってみたいな〜そしたら次はお澄まし顔でシャンパンとか飲んでみようかな。
というわけで楽しい趣味見つけたって感じ!
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