2017年12月17日日曜日

わたしはジンスタ

『日本のZINEについて知ってることすべて』を読みました。

もしツイッターの140文字の中で感想伝えるとしたらうお〜〜〜〜!!!!!とかになってしまいそう。
この感想をジンにしてジンスタナイトパーティーに持って行くのが一番楽しいと思うし最終的にはそうしたいんだけど、まず頭の整理もかねてブログで書いてみよう。それでもやっぱりうお〜〜〜〜〜!!!!!になったらごめんなさい。



わたしの手首の筋で書籍の重み=厚さを感じて欲しい。分厚いの!ありがてえ〜!
そして帯の「あまりにもささやかではあるけれど、すべてはひとりの人間が何かを伝えてみることからはじまるのだから」でもう泣きそう。これはモモさんの序文の引用なんですね。そこ読みながら「誤解されているzine感」についてわたしもいろいろ思い出してクーッだからわたしは…わたしは…ッ!そういうとこが…!ってやや横道に入りそうなあれこれがぱーんとはじけかかったのですがそれこそジンで書くべきだね。

時代ごとにいろんなジン、ミニコミ、同人誌などが紹介されているのだけど、60〜70年代の生々しさというか息づかいの伝わり方と言うか手書きにホチキス止めって力強いわ!この時代の学生運動とか部族についてとか話には知っているけどその人たちが作ったものを見るのと見ないのとじゃ全然違うなと思った。読みながら、そっか〜この時代は言わなきゃいけないことばっかだもんな、紙に書いて情報を共有したくなるよなって思ったけど、言わなきゃいけないことばっかなのは今もそうですね。今日だってほんとに辛いニュース(電通の件)見たし。

80年代はモッジンがかっこいい〜!やっぱりホチ止め白黒のこういう冊子は夢がある…ポップス関連のジンは色味が華やかで可愛い。表紙のデザインもお洒落だな。そしてあこがれの3ちゃんロック…!
ここの章の中だと「少女座」だけは持ってる。解説文にある通り、21世紀乙女カルチャーど真ん中の時に古本屋さんで探して買った。

そして90年代、兄が音楽好きで地元でフリーペーパー作ったりしてたのでその時感じた憧れ〜な感じがブワーーっと思い出されて胸一杯!ある意味個人的に一番生々しさがあったかも。90年代、それはひたすらに憧れの時代…!
実際読み出したのは2001年以降ですがモダンジュースはわたしの大学生時代の憧れそのものだったなと思い出した(今でも憧れるよ)硬質で静かな文章にちょう憧れた〜…鴨居羊子(及びチュニック)は近代さんのおかげで知って夢中になったし。なのでそれから随分たってモダンジュースで原稿書いたのは昔の自分に自慢したい感じ。

そして2000年代〜2010年代!
読んだことあるジン、大好きなジン、お友だちのジンたくさん。あとmap…憧れの雑誌…
この章の中だと夕タンさんのよっちシリーズを東京のTさんに見せてもらって、東京にはこんなに可愛くて面白い漫画があるのかってじーんとしたのを覚えてる(当時地元にいたので)。順番はちぐはぐかもしれないけど、地元にあったインフォショップでキャシージン売っていてそれ読んでガーン!ときて、調べてリルマグでチーム・キャシーのジンを買うようになったのだっけ。チーム・キャシーのジンについては書き出すと長くなるし以前キャシージン(や、その頃読んだ素敵なジン)のファンジンを作ったから省略して、その頃本当にイライラすること多くて大体怒りがあるって感じで、だから鞄にダーティーさんのジン入れてお友だちがついてるから大丈夫、って思っていた。CARSON ZINEにのってた、レインコーツの詩の翻訳「もし、怒ってるのかなんて聞くのなら こう答えるしかない 当たり前でしょ ふざけんな!」すっごいスローガンみたいに思ったし…
モモさんと初めて会ってお喋りしたのものこの頃だし、あとはなでさんの『シオモニ』にどはまりしてちょう好きでお手紙書いたり、お返事来た嬉しさとかめっちゃ覚えてる!
上京してから、ジンスタのお茶会で憧れのあの人この人と会ったりあらたなジンスタと知り合えたりお喋りするのが本当に嬉しくて楽しくて、わたしは本当にちょっとどうにかしたいなってくらいにはシャイなんですがでもジンスタはシャイが多いのか?というか皆優しいからかな。すんなりとお喋りできたしもじもじすることがあっても全然帰った後、あ〜〜!みたいに頭を抱えることなくてこの場をなんて言うのがぴったりだろう、とにかく…ありがてえ(二回目)(語彙ないね〜〜)

漫画同人誌のページは、個人的にこの一年で急に漫画及び同人文化に興味がブワーっと出て来たためすごく興味深かった。二次創作読んでもらいやすくて、オリジナルを読んでもらうのは難しいってのは自分が読者としてそうなので、すごく納得した。そう思うと創作オンリーのイベントってすごい大切な場だな〜。
この一年は二次創作系のイベントに何度か行った。わたしをこの世界に導いてくれた友人Hちゃんともコミティア行こうねって言い合ってたところなので、楽しみ!

関係者インタビューはどの方のも興味深く読んだのだけど、中西豊子さんのお話がしみるし改めてあの知事…ってびっくりしたな…あと、田村紀雄さんのお話の中にあった、タウン誌が読める喫茶店今あればいいのに〜楽しそう〜。

この分厚い本の中で一番印象的だったのは二人の対談のところで、モモさんが「忘れられる権利」のことを話してるとこで、ここは涙が出ちゃった!わたしは思考が雑で本当に嫌になるんですがこういう優しさに気づくとはっとするし、自分もかくありたいとめちゃくちゃ思う…。それこそジンギャザでトレードしてもらったすだっぴさんのyou and me zineの新しいやつにもそういうはっとする優しさを感じて泣いてしまった…まだまだわたしの頭考える余地ばっかりだから頑張らなきゃ。

…と、この前のすっごく楽しかったジンギャザの話と持ち帰ったジンの感想も書きたいのだけど長くなりすぎたので、また次に書くかジンにするかします。

というかこの本にだってまだ言い残してることたくさんある〜!

おまけの記録
今日のお茶の時間のおやつ


開くとこんなにおとめちっく!





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