2018年5月27日日曜日

ステキなことばかり

いつもよりちょっと濃いめの化粧をして急ぐは渋谷 シネマヴェーラ。
ようやく「美しい女優・美しい衣装」特集にライドオンだ!

まずとっても楽しみだった『宝石泥棒』。

お嬢様と女中に扮した山本富士子と野添ひとみが狙うは箱根のレイクサイドホテルに宿泊している宝石店マダムの持つ「ビーナスの涙」。二人はそれぞれ「エレガントのお小夜」「アトミックのデコ」の二つ名を持つ泥棒コンビなのでした…ってもうそこだけでキャー!なのに、そこに彼女たちが自分たちの出自とでっち上げた某財閥の分家かつ今をときめく若手建築家の川口浩と叔父のコメディリリーフっぷりが素敵な船越英二も泊まってるしもちろん浩は富士子を富士子は浩を好きになっちまうし、マダムにつきまとうヨレヨレの菅原謙二ったら怪しすぎない!?って展開になるのでもう胸はときめきっぱなし。エレガントのお小夜はもちろんその名に恥じない美しさで(当然ですけど!)めくるめくお衣装でほんと眼福…ちょっとラフな、というか野暮ったいような普段着も、富士子のゴージャスなお顔とちょっとチグハグになっちゃうのがまた良いというか…普段着が似合わないお顔ってあるのね!
川口浩もやっぱり骨の髄からしみ出すおぼっちゃん感が良くて相変わらずキュートなんだけど富士子と並ぶと負けちゃうのにびっくりした。浩が負けることあるなんて!世界の恋人だと思ってたのに!さすが山本富士子…

その次は『白い天使』。
モリマがかつて愛していたのに結ばれなかった女性の忘れ形見である・かつその女性にそっくりの娘を育てることになって…最初は自然児だった娘野添ひとみはどんどんチャーミングさが磨かれて行くし、なのに子犬のようにパパ!パパ!と纏わり付いてくるもんだから困ってしまい…ってあらすじだけ追うと、オエ〜〜いかにも男の妄想!!とも思うんですけど、まあ何と言ってもジェントルマン・モリマが両親もおじいさんもなくしてひとりぼっちになった時に急に手を差し伸べてくれたらひとみも好きになるか。
それに、ひとみはいつでも目も歯もきらきら輝かせて、全身でパパ大好き!!!を表現してくるくる纏わり付いているのに、パパはどんどんぎこちなく何となく避けてしまう→不安でさらに纏わり付いてしまうって構図は結構切なく、クリスマスはパパと二人で過ごすのよって張り切ってお料理してお部屋を飾り付けてかわいい王冠(ロシア正教のものかな?)までかぶって待っている姿とその後の出来事は普通にかわいそうで泣いちゃった。
そうそう、お茶の水の様子が結構映ってるのも楽しく!パパの東京での定宿は山の上ホテルでとっても可愛い〜〜ときめく〜〜こういうの観られるから映画って好きよ〜!かわいいかっこして山の上ホテルにお茶しに行かなくちゃ。
それにしても野添ひとみの何を着てもはちゃめちゃに可愛くお洒落になるあの感じよ…可愛いお洋服を着るために生まれて来た天使なのではと思っちゃうほど。

はー眼福眼福!死ぬまでこういう映画観てたいわ〜〜とぽわぽわ頭のまま次に目指すは資生堂パーラー。期間が終わるまでに新橋色のアイスクリームソーダを飲みたいため。
でも結構お客さんが並んでたので断念。来年こそ…
ということで日比谷に移動し、宝塚劇場併設のキャトルレーヴ。ちょうど幕間が終わってお客さんがはけて一人きりになってしまい快適なような寂しいような…
この日ちょうど、キキちゃんにやられた友人が当日券で観に来ていたので、今上でときめき死してるんだな…と嬉しくなりながらポーの一族DVDと2014年の大運動会のムックを買いました(色々調べてたら大運動会についてとっても気になることがあったため。そして花組みりお様の登場シーン、心臓があやうく止まりかけるかっこよさでした)
テンションも爆上がりし、よ〜し、ガルガンチュワでシャリアピンパイ買っておうちで上映会じゃ〜〜!!となったんだけど、やっぱりこの時間ではもう売り切れ。残念!

帰宅後ポー観ながらちょっと泣いたりして結局寝落ちしていた。

というわけで可愛くて素敵で美しいものを追い求めた一日。
テレビ付けたら生きていくのに自信がなくなるほど嫌なニュースしかやってなくて、ほんとはそれに対して怒ったりノーを言ったりすべきなんだけど、どうしてもとっても落ち込んでしまうので、我が家は今ほぼテレビ番組観てなくてずーっとネトフリのじゃりン子ちえとか流してるし、意識的にきれいで素敵なものばかり観るように前のめりになってるんだけど、いつか集めたたくさんのきれい可愛いで強くなれたらいいな。強いはずだったんだけど。上回る嫌なニュースの多さったら!!!負けずにきれいなものたくさん観なくっちゃ。

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